元日

奈良・神社,季節の生活

今日は1月1日、国民の祝日の一つの元日です。

元旦とは元日の朝のことを指し、ほかに歳朝(さいちょう)や歳旦(さいたん)とも呼んで、1年の始まりを言祝ぎます。
だから、年賀状の配達は午前中なんですね。

正月には年神さま(歳徳神)が来られるので、門松を依代として家の門口などに立てます。
しっかり神さまをお迎えしないと、その年は不幸になるなどと言われたそうです。

鏡餅は年神さまに供えるものなのでお供え餅ともいいます。
注連飾りは、人に災いをもたらす禍神(まがかみ)が家の中に入り込まないようにするためのものです。

奈良県御所市に葛城御歳(みとし)神社が鎮座します。
この神社でお祀りされているのは御歳神(みとしのかみ)、大年神(おおとしのかみ)で、正月にお迎えする年神さまです。
この神さまにお供えして魂の宿った餅を「御歳玉」といい、現代の「お年玉」の語源であるそうです。

現代は門松を立てる家も減り、元日も仕事などのために改まって年神さまをお迎えできないことがありますので、せめて葛城御歳神社にお参りして年神さまにご挨拶するのもいいですね。

2011年1月1日奈良・神社,季節の生活

Posted by 管理人めぶき