2011年1月31日枕草子・月,枕草子・訳と感想

『枕草子』といえば、この章段です。

中・高校の古文の授業を思い出します。
授業では厳密に品詞分解をしなくてはならないので、「どこの国の言葉だろう?」と思えるくらいな硬い文章にしないと正解にならなかったものです。

2010年12月27日枕草子・訳と感想

この章段のおもしろさは、まず清少納言と藤原行成の教養に基づく言葉の応酬にあります。
どこから引用した言葉なのかがわからないと返事ができませんから、似たような教養レベルでないとできない、高度な遊びといえます。

2010年12月22日枕草子・訳と感想

清少納言と藤原行成のじゃれ合いの総集編のような章段です。
おそらく、宮仕えを退いて『枕草子』を再編集した際に付け足したのではないかと思います。

2010年10月26日奈良・仏閣,枕草子・月,枕草子・訳と感想

平安時代、初瀬(長谷寺)は貴族や庶民からの信仰を集めていました。

長谷寺は、朱鳥元(686)年に道明(どうみょう)上人が西の岡に銅板法華説相図(千仏多宝仏塔)を安置し、神亀4(727)年に徳道(とくどう)上人が東の岡に十一面観世音菩薩を祀ったことから始まります。

2010年10月25日枕草子・月,枕草子・訳と感想

旧暦で九月二十日頃といえば、新暦では10月後半から11月半ばくらいでしょう。
十三夜の月見も終わって、夜の空気に寒さが増した頃の話です。

2010年9月9日枕草子・月,枕草子・訳と感想

清少納言が節句の日にふさわしい気候について語ったものです。

正月一日は節句ではありませんが、1年の初めの日として並べているのでしょう。
平安時代にはまだ1月7日の人日の節句は、なにもしていなかったのかもしれません。

2010年9月9日枕草子・月,枕草子・訳と感想

清少納言が節句について述べている章段をあげます。
この段は本によってはほかの章段に含まれたりしています。

2010年8月14日枕草子・訳と感想

昴とはプレアデス星団の和名で、「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれます。
6つの星が密集していますが、7つめの星が見えたら視力がいい、といわれています。
冬の星座です。

2010年7月13日枕草子・訳と感想

苦しい立場の中宮

この章段の出来事があったのは長保元年5月説が有力ですが、そうだったらこの章段の背景も相当重苦しいです。

2010年7月10日枕草子・訳と感想

「ばかり」というのは「頃、くらい」という意味なので、朔や晦日に近いころか、あるいは梅雨の時期なので曇っている日ではないかと思います。