素麺、2022年は「高値」
2月5日に、奈良特産の三輪そうめんの取引の卸値を神前占いで決める、大神神社の伝統神事「卜定祭」が行なわれました。
卜定祭はそうめん製造業者が参列し、まず業界の発展の祈願から始まります。
次に神職が「高値」「中値」「安値」と書かれた紙玉約20枚の中から、麻の束が引き寄せられた紙をご神意として選び出します。
その結果、2020年以来2年ぶりに「高値」が選ばれ、標準銘柄の「誉(ほまれ)」1箱(18キロ)の価格が1万1000円を基準にして決められることになりました。
「高値」ではありますが、2020年と同じ価格です。
その後に行なわれる三輪素麺掛唄保存会による「三輪素麺掛け唄」の奉納は、今年も中止になりました。
この冬は冷え込みが厳しいので、そうめんの出来がいいそうです。
2021年、全国乾麺協同組合連合会にて2月5日が「にゅうめんの日」に設定されました。
「に(2)」と「う(中国語の数字の5の発音)」にちなんで、2月5日なのだそうです。
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7月7日のそうめんの日と合わせて、温かくして食べる料理「煮(に)うめん」をアピールして消費拡大をはかるそうです。