京都 社寺の行事と特別拝観 2019年7月
2019年7月の、京都の神社とお寺の行事をまとめました。
各社寺で運営されているサイトと、「京都観光オフィシャルサイト 京都観光Navi」からの情報です。
京都市内の市バス・京都バス・JRバス・京阪バスは観光地を網羅していて、とても移動するのに便利です。
しかし、近頃はバスの中や道路が大変混雑していて、予定どおりの行動が少し難しくなっています。
この記事では、各社寺の最寄りの鉄道駅もご紹介します。
上京区
白峯神宮 精大明神祭(七夕祭)
とき: 7月7日(日)
13時30分~ 精大明神例祭神事 舞楽奉納
13時30分~ 蹴鞠奉納
16時~ 七夕祭 小町をどり奉納
和歌・蹴鞠・七夕の神さまである、精大明神のお祭りです。
小町をどりは、江戸時代に西陣の女の子たちが、西陣織の着物を着飾って踊り歩いたことが始まりとされています。
千本釈迦堂大報恩寺 陶器供養会
とき: 7月9日(火)~12日(金) 10時~20時
法要は10日(水) 14時~
ご本尊の釈迦如来の方便化身である地天尊を勧請して、土をお祀りし、生活に欠かせない陶器を供養します。
合わせて家内安全と健康増進を祈願します。
20時頃まで陶器市が同時開催されます。
晴明神社 期間限定お守りの授与
晴明神社とゆかりの深い桔梗の開花時期のみ、桔梗守(700円)とききょう土鈴(800円)が授与されます。
ききょう土鈴は手作りのため、開花中にもかかわらず授与終了となる可能性があるのでお早めに。
桔梗守はサイト上から申し込んで、郵送してもらうこともできます。
桔梗の花は今年は6月10日に開花しました。
11月頃まで咲くこともあるそうです。
6月1日(土)~8月15日(木)の期間、夏季限定の七夕まもり(700円)も社頭のみで授与されています。
おみくじ付きで、諸芸上達・所願成就のご利益があります。
千本ゑんま堂引接寺 風まつり
とき: 7月1日(月)~15日(月・祝) 受付18時~18時30分
ご本尊のゑんまさまの夜間特別拝観、梶の葉祈願、香を聞く会が行なわれます。
要予約。会費は2000円、高校生以上限定です。
北野天満宮 「北野天満宮の至宝 奉祝天皇陛下御即位 刀剣×北野の祭礼」
とき: 7月6日(土)~8月25日(日) 9時~16時(受付終了)
第4期は「刀×北野の祭礼」をテーマとして、北野天満宮が所蔵する刀剣鬼切丸(別名 髭切)(重文)と、8月の北野七夕祭(御手洗祭)、今年から9月4日に行なわれる例祭(北野祭)、10月初めのずいき祭にまつわる資料などが公開されます。
中京区
宝蔵寺 祇園祭創始1150年記念 限定御朱印の授与
とき: 7月21日(日)~23日(火)後祭の宵山まで
宝蔵寺さんは、今年から193年ぶりに唐櫃巡行で祇園祭の後祭に参加する、鷹山の復興を支援されています。
「放鷹」限定ご朱印(800円)は書き置きのみで、数量限定です。
錦天満宮 祇園祭神幸祭・還幸祭
とき:
7月17日(水) 神幸祭 西御座の安全祈願祭・久世駒形稚児の正式参拝
7月24日(水) 還幸祭 西御座の安全祈願祭・久世駒形稚児の正式参拝
祇園祭で渡御される3基のお神輿のうち、錦天満宮のある錦市場の錦神輿会が、八坂神社の八柱御子神(素戔嗚尊のお子様方)がお祀りされる西御座を担いでいます。
綾戸國中神社の久世駒形稚児は、素戔嗚尊をお祀りする中御座の供奉をしています。
神泉苑 祇園祭還幸祭
とき: 7月24日(水) 18時頃
還幸祭では、素戔嗚尊をお祀りする中御座が神泉苑に参拝して、住職から祭文読み上げと酒水加持を受けます。
あわせて「よかろう太鼓」の奉納演奏があります。
貞観11(869)年に自然災害と疫病封じのために、神泉苑で66本の鉾を立てて祈願してから、今年で1150年になります。
7月1日(月)から祇園祭発祥の地の「御霊会」と、7月7日に宮中で行なわれていた「相撲節」の限定ご朱印が授与されます。
壬生寺 新選組隊士等慰霊供養祭
とき: 7月16日(火) 13時30分~
参加自由
「池田屋事件」が元治1(1864)年7月8日の祇園祭宵山の日に起きたことにちなみ、毎年7月16日に佐幕・勤皇両志士の慰霊と、郷土の治安と平和のために供養祭が行なわれています。
13時30分~ 壬生塚にて法要
14時頃~ 壬生寺会館ホールにて剣技奉納、歌謡ショーなどが行なわれます。
東山区
東福寺塔頭天徳院 桔梗を愛でる特別拝観
とき: 7月10日(水)まで 10時~16時(受付終了)
枯山水の庭に桔梗の花が開いている時期のみの特別拝観です。
柚子茶(800円)やぜんざい(800円)をいただきながら、お庭を眺めることができます。
精進料理(3780円 税込)は、予約が必要です。予約は「ハトヤ瑞鳳閣」へ。
地主神社 恋愛成就 七夕祭
とき: 7月7日(日) 14時~
織姫・彦星に見立てたこけしの形をした短冊「七夕こけし」に、自分と相手の名前を書いて、固く結び合わせて本殿両側の大笹に吊るし、恋愛成就を祈願します。
(相手のいない人は、理想のタイプを簡単に書いて下さい)
参列できない人には「七夕こけし」を郵送してもらえます。
六道珍皇寺 ゑんま詣・大斎日法要・夏季ゑんま詣特別寺宝展
とき: 7月13日(土)~15日(月・祝) 9時~16時
今年は、厄除けの茅の輪くぐり、牛頭天王を描いた「祇園八坂神社垂迹曼荼羅図」(江戸時代前期)の公開が行なわれます。
合わせて、例年と同じく小野篁作の閻魔大王像、小野篁卿の「冥途通いの井戸」と「黄泉がえりの井戸」などに特別拝観することができます。
拝観者のみ、「ゑんま詣記念御朱印」(夏越し厄除け腕輪守りとご朱印2枚1組のセット 3000円)の授与があります。
粟田神社 納涼ビアガーデン
とき: 7月27日(土) 18時~21時頃
雨天は翌日に順延
境内がビアガーデンに変身します。
氏子さん以外の人も参加できます。
八坂神社 祇園祭
とき: 7月1日(月)の吉符入りから始まり、31日(水)の疫神社の夏越祭で締めくくられます。
17日(水)は山鉾巡行の前祭・神幸祭、24日(水)は山鉾巡行の後祭・花笠巡行・還幸祭が行なわれます。
祇園祭は平安時代初期の貞観11(869)年、日本各地に疫病が蔓延したため、神泉苑に66の鉾を立てて祇園社の神さまをお招きして厄災祓いしたのが始まりで、今年は1150年の節目の年です。
24日(水)の後祭に、文政9(1826)年以来休み山になっていた鷹山が、193年ぶりに唐櫃と徒歩の囃子方による唐櫃巡行で参加します。
鷹山は「くじ取らず」で、しんがりの大船鉾の前に巡行します。
高台寺 アンドロイド観音マインダー般若心経を語る
とき: 7月6日(土)~7日(日)、13日(土)~15日(月・祝)、21日(日)、27日(土)~28日(日)
法話は13時・14時30分・16時の3回
FAXにて事前に予約が必要です。
午前中は参拝自由で、動画・写真撮影も可能です。
春に引き続き、観音さまが姿を変えられた「アンドロイド観音 マインダー」が「摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」を、今の時代の人々にわかりやすいように説法してくださいます。
高台寺 百鬼夜行展
とき: 7月15日(月)~8月31日(土) 9時~18時(18時30分閉門)
所蔵の新旧2本の百鬼夜行絵巻や、河鍋暁斎の地獄太夫の掛軸などが公開されます。
藤井湧泉画伯奉納の襖絵「妖女赤夜行進図」も特別公開されます。
9月29日(日)まで
期間中、百鬼夜行展限定ご朱印「慈」が授与されます(300円)。
数量限定です。
建仁寺塔頭両足院 初夏の特別拝観
とき: 7月7日(日)まで 10時~16時
半夏生の地泉回遊式庭園、七類堂天谿画伯筆「汎下生(半夏生)観音図」などが公開されています。
左京区
安楽寺 鹿ヶ谷カボチャ供養
とき: 7月25日(木) 9時~15時頃(閉門)
「夏の土用のころに鹿ヶ谷カボチャを食べると中風にならない」とのご本尊の阿弥陀如来の霊告によって、始められた行事です。
この日は炊いたカボチャが振る舞われます。(500円)
あわせて、鹿ヶ谷カボチャを育てた「京野菜かね正」さんの野菜の即売も行なわれます。
真如堂 宝物虫払会
とき: 7月25日(木) 9時~15時頃 雨天中止
「真如堂縁起」(写本)など寺宝約200点が、本堂で虫干しをかねて公開されます。
また、「安倍晴明蘇生之図」を前に、「結定往生印」が直接授与されます。
暑気払いの真如堂秘伝の「びわ湯」のふるまいもあります。
狸谷山不動院 火渡り祭・祈り灯ろう
とき: 7月28日(日) 19時~
家内安全・無病息災を祈願する火渡り祭には、誰でも参列できます。
護摩壇を崩して作った火床を狸谷山の山伏に続いて、「火渡りおふだ」(500円)を手に持って裸足で歩いて渡ります。
実相院 渾天壱統星象全図展
とき: 7月1日(月)~8月31日(土) 9時~17時
寺宝の星図屏風(清朝)が特別公開されます。
合わせて「床みどり」も見られます。
貴船神社 七夕神事
とき: 7月7日(日) 11時~ 神事・山村流上方舞奉納
先着30名まで神事の参列可能です。
当日の9時から授与所にて整理券が配布されます。
7月1日(月)~8月15日(木)の間、笹飾りや社殿がライトアップされます。
日没~20時
ライトアップ開催中は京都バスが運行時間延長されます。
貴船神社 貴船の水まつり
とき: 7月8日(月) 10時~12時
裏千家による献茶式、舞楽奉納の儀、生間流家元による式庖丁の儀が行なわれます。
献茶式後、茶席が設けられます。(茶席券3000円)
貴船の神さまは、生き物にとって大切な「水」をつかさどっています。
ご神徳に感謝し、雨の恵みを祈願するお祭りです。
下鴨神社 みたらし祭(足つけ神事)
とき: 7月19日(金)~28日(日) 9時~21時
古来より、土用の丑の日に御手洗池に足をつけると、罪穢れを祓って、健康や安産のご利益があるといわれます。今年の土用の丑の日は7月27日(土)です。
膝まで池に浸かりながら、献灯します。
北区
上賀茂神社 賀茂の水まつり
とき: 7月28日(日) 17時~ 神事
龍神である摂社の新宮神社の神さまを境内の橋殿にお招きし、水に感謝して、夏を無事に乗り切られることを祈願します。
祭事のあと、神楽「賀茂の舞」奉納、絵馬神輿と樽御輿が境内を巡行します。
あわせて上賀茂手づくり市が開催されます。9時~16時
流しそうめん、かき氷、ミニSL鉄道乗車体験などもあります。
神光院 きゅうり封じ
とき: 7月21日(日)・27日(日)
受付: 8時 9時 10時 11時 12時 13時30分 14時30分 15時30分 16時30分
授与されたきゅうりを家に持ち帰って、氏名と数え年を記した紙に包んで、体の悪いところを撫でて土に埋めると、病気を封じ込めるといわれます。
土に埋められない場合は、お寺に奉納してください。
ご祈祷料:1500円(きゅうり込み)
右京区
蓮華寺 きゅうり封じ
とき: 7月27日(土) 12時~19時
28日(日) 6時~18時
きゅうりに護符を埋め込んでご祈祷をしてもらって持ち帰ります。
3日間朝晩、真言を唱えながら身体の悪い部分を撫でて、4日目の朝に土に埋めます。
土に埋められない場合は、お寺に奉納してください。
遠くに住んでいてきゅうりをいただきにお参りできない人には、「紙きゅうり」を郵送してもらえます。
妙心寺塔頭 退蔵院 蓮見の会
とき: 7月7日(日)・21日(日) 9時30分~11時
人数限定・事前予約制で「阿じろ」の精進料理をいただき、お庭を散策することができます。
5500円(特別拝観料・食事・喫茶込み)
お土産の退蔵院の蓮の実を使って作った「蓮の美石鹸」が好評です。
詳細・申し込みは「おすすめ京都体験 オスキョー」のサイトへ。
妙心寺塔頭 春光院 夜間特別公開「夜、金の秘密が見えてくる」
とき: 6月29日(土)~8月4日(日) 17時~20時30分
谷崎潤一郎の陰翳礼讃をテーマにして、狩野永岳作と伝わる金碧障壁画や、庭園が夜間特別公開されます。
あわせてキリシタン銅鐘(南蛮寺鐘)(重文)も公開されます。
今まで伝えられなかった思い・避けていた思い出に対して手紙を書き、8月4日に供養してもらえる「宛名のない手紙」という企画があわせて行なわれています。
三宝寺 ほうろく灸祈祷会
とき: 7月27日(土) 9時~12時
土用の丑の日に、中風・頭痛・悪霊封じの祈祷を行ないます。
ほうろくを頭の上にのせ、その上に火の付いたもぐさをのせて祈祷します。
商売繁盛のあじさい祈祷、諸病封じのきゅうり封じ祈祷もあります。
無料送迎バスの運行はありません。
愛宕神社 千日詣り(千日通夜祭)
とき: 7月31日(水)~8月1日(木)
7月31日夜から8月1日早朝にかけて愛宕神社にお参りすると、1000日分の火伏と防火のご利益があるといわれます。
7月31日の21時から夕御饌祭(山伏による護摩焚き神事)、8月1日の2時から朝御饌祭(人長の舞奉奏・鎮火神事)が行なわれます。
7月31日は、京都バスが阪急嵐山駅前-清滝の間で増発されます。
8月1日は、5時30分頃から阪急嵐山駅前行きが臨時運行されます。
西京区
松尾大社 七夕まつり
とき: 7月7日(日) 18時30分~
短冊(初穂料志納)に願い事を書き、笹竹にくくりつけます。
「七夕特別祈願 七夕ゆめ燈籠」(初穂料 各1000円)の奉納も受け付けられています。
七夕ゆめ燈籠は、20時から一之井川にて灯籠流しで流されます。
松尾大社 御田祭
とき: 7月21日(日) 10時~
3人の植女がそれぞれ早苗を手に持ち、壮夫の肩に担がれて境内を回ります。
古くは田植え中のお祭りでしたが、現代は予祝行事として行なわれています。
南区
綾戸國中神社 祇園祭神幸祭・還幸祭
とき: 7月17日(水)の神幸祭と、24日(水)の還幸祭には、綾戸國中神社の「久世駒形稚児」が馬に乗って中御座(素戔嗚尊)の神輿を先導します。
綾戸國中神社には素盞鳴尊の荒御魂を、八坂神社は素盞鳴尊の和御魂をお祀りしているので、久世駒形稚児の到着を待たずに中御座の神輿を動かしてはならない、と古来より伝わっています。
伏見区
御香宮神社 茅の輪神事
とき: 7月31日(水) 15時、23時
月遅れで茅の輪くぐりが行なわれます。
城南宮 愛車(おくるま)の茅の輪くぐり
とき: 7月1日(月)~7日(日) 9時~16時
車で直径5メートルの大茅の輪をくぐって、お祓いを受けます。
大型車も通ることができます。
城南宮 お涼み神楽
とき: 7月20日(土) 18時~20時30分 15分ごと
神楽殿で巫女さんが福笹を持って、祓神楽を舞います。
社殿の前に供えられた2本の氷柱を触って、夕涼みがてら「無病息災」と「方除安全」を祈願します。
参道に約100軒近くの露店が並びます。
伏見稲荷大社 本宮祭
とき: 7月20日(土) 18時~ 宵宮祭
21日(日) 9時~ 本宮祭
伏見稲荷大神のご分霊をお祀りしている全国の崇敬者が、日頃のご神徳への感謝を込めて、本社にお参りするお祭りです。
宵宮祭では、稲荷山や全境内の燈籠に灯りがともる万灯神事が行なわれます。
長建寺 辨天祭
とき: 7月28日(日) 19時30分~21時
19時30分頃から柴燈大護摩供が行なわれます。
京都で弁天さまがご本尊の寺は珍しいそうです。
京都刀剣ご朱印めぐり
7月18日(木)から、日本刀にゆかりのある粟田神社・藤森神社・建勲神社・豊国神社にて「京都刀剣御朱印めぐり 第9弾」が行なわれます。
各神社ゆかりの刀剣名に神社印が押された、御朱印色紙(特製缶バッジ付き 500円)が授与されます。
ご朱印は神社にお参りを済ませてから、いただいて下さい。
粟田神社
ゆかりの刀剣男士: 三日月宗近・一期一振・小狐丸
今回記される刀剣名: 小狐丸
この企画とは別に、7月13日(土)から末社「鍛冶神社」の新しいご朱印「一期一振」の授与が始まります。(500円)
豊国神社
ゆかりの刀剣男士: 骨喰藤四郎
今回記される刀剣名: 骨喰藤四郎
建勲神社
ゆかりの刀剣男士: 宗三左文字・薬研藤四郎・不動行光
今回記される刀剣名: 宗三左文字
藤森神社
ゆかりの刀剣男士: 鶴丸国永
今回記される刀剣名: 鶴丸国永