京都 社寺の行事と特別拝観 2018年7月
2018年7月の、京都の神社とお寺の行事をまとめました。
各社寺で運営されているサイトと、「京都観光オフィシャルサイト 京都観光Navi」からの情報です。
上京区
白峯神宮 精大明神祭(七夕祭)
とき: 7月7日(土)
13時30分~ 精大明神例祭神事 舞楽奉納
13時30分~ 蹴鞠奉納
16時~ 七夕祭 小町をどり奉納
和歌・蹴鞠・七夕の神さまである精大明神のお祭りです。
小町をどりは江戸時代、西陣の女の子たちが西陣織の着物を着飾って、踊り歩いたことが始まりとされています。
千本釈迦堂大報恩寺 陶器供養会
とき: 7月9日(月)~12日(木) 10時~20時
法要は10日(火) 14時~
ご本尊の釈迦如来の方便化身である地天尊を勧請して、土をお祀りし、生活に欠かせない陶器を供養します。
合わせて家内安全と健康増進を祈願します。
20時頃まで陶器市が同時開催されます。
晴明神社 期間限定お守りの授与
晴明神社とゆかりの深い桔梗の開花時期のみ、ききょう守(初穂料700円 うちわ付き)とききょう土鈴(初穂料800円)が授与されます。
ききょう土鈴は手作りのため、開花中にもかかわらず授与終了となる可能性があるのでお早めに。
桔梗の花は今年は5月31日に開花しました。
11月頃まで咲くこともあるそうです。
七夕まもり(初穂料600円)は8月19日(日)までの授与。
おみくじ付きで、諸芸上達・所願成就のご利益があります。
千本ゑんま堂引接寺 風まつり
とき: 7月1日(日)~15日(日) 受付18時~
ご本尊のゑんまさまの夜間特別拝観、梶の葉祈願(要予約 2000円)、香を楽しむ会が行なわれます。
風まつりの特別ご朱印が授与されます。
中京区
錦天満宮 祇園祭神幸祭・還幸祭
とき: 7月17日(火)神幸祭 西御座の安全祈願祭
久世駒形稚児の正式参拝
7月24日(火)還幸祭 西御座の安全祈願祭
久世駒形稚児の正式参拝
祇園祭の3基のお神輿のうち、西御座には八坂神社の八柱御子神(素戔嗚尊のお子様方)がお祀りされています。
錦天満宮のある錦市場の錦神輿会が、お神輿を担いでいます。
綾戸國中神社の久世駒形稚児は、素戔嗚尊をお祀りする中御座の供奉をしています。
神泉苑 祇園祭還幸祭
とき: 7月24日(火) 18時頃
還幸祭では素戔嗚尊をお祀りするお神輿の中御座が、神泉苑に参拝して住職から祭文読み上げと酒水加持を受けます。
あわせて「よかろう太鼓」の奉納演奏があります。
壬生寺 新選組隊士等慰霊供養祭
とき: 7月16日(月・祝) 13時~
参加自由
「池田屋事件」が元治1(1864)年7月8日の祇園祭宵山の日に起きたことにちなみ、毎年7月16日に佐幕・勤皇両志士の慰霊と、郷土の治安と平和のために供養祭が行なわれています。
13時30分~ 壬生塚にて法要
14時~ 壬生寺会館ホールにて詩吟や剣技奉納、歌謡ショーなどが行なわれます。
東山区
東福寺塔頭天徳院 桔梗を愛でる特別拝観2018
とき: 7月10日(火)まで 10時~16時
枯山水の庭に桔梗の花が開いている時期のみの特別拝観です。
抹茶や冷たいぜんざいをいただきながら、お庭を眺めることができます。
精進料理は、予約が必要です。予約は「ハトヤ瑞鳳閣」へ。
地主神社 恋愛成就 七夕祭
とき: 7月7日(金) 14時~
織姫・彦星に見立てたこけしの形をした短冊「七夕こけし」に、自分と相手の名前を書いて、本殿両側の大笹につるし恋愛成就を祈願します。
(相手のいない人は、理想のタイプを簡単に書いて下さい)
参列できない人には郵送してもらえます。
六道珍皇寺 新暦盆 ゑんま詣・大斎日法要
とき: 7月14日(土)~16日(月・祝) 8時~
7月16日は閻魔さまの大斎日で、「地獄の釜のふたが開く日」とされます。
期間中、小野篁作の閻魔大王像、小野篁卿の「冥途通いの井戸」と「黄泉がえりの井戸」などに特別拝観することができます。
「お盆ゑんま詣記念御朱印」(2000円)の授与は拝観者のみで、数に限りがあります。
粟田神社 納涼ビアガーデン
とき: 7月28日(土) 18時~21時
境内がビアガーデンに変身します。
氏子さん以外の人も参加できます。
八坂神社 祇園祭
とき: 7月1日(日)の吉符入りから始まり、31日(火)の疫神社の夏越祭で締めくくられます。
17日(火)は山鉾巡行の前祭・神幸祭、24日(火)は山鉾巡行の後祭・花笠巡行・還幸祭が行なわれます。
平安時代初期の貞観年代(859~877)、京の都に疫病が蔓延したため、神泉苑に66の鉾を立てて祇園社の神さまをお招きして厄災祓いしたのが始まりです。
以降、戦乱で中断された時期もありましたが、町衆の心意気を表わすお祭りとして現代に受け継がれています。
高台寺 七夕会 夜間拝観
とき: 7月7日(土)~8日(日) 17時から21時30分(受付終了)
境内入り口にある七夕笹に、願い事を書いた短冊を吊るしてください。
七夕笹と境内がライトアップされます。
期間中、七夕茶会が行なわれます。
願い事を書いた短冊を、所願成就のご祈祷をしてもらえます。
予約が必要です。
高台寺 百鬼夜行展
とき: 7月15日(日)~8月31日(金) 9時~18時(受付終了)
所蔵の新旧2本の百鬼夜行絵巻や、河鍋暁斎の地獄太夫の掛軸などが公開されます。
本堂や境内にはおばけ提灯が吊るされます。
左京区
安楽寺 鹿ヶ谷カボチャ供養
とき: 7月25日(水) 9時~15時頃(閉門)
「夏の土用のころに鹿ヶ谷カボチャを食べると中風にならない」とのご本尊の阿弥陀如来の霊告によって、始められた行事です。
この日は炊いたカボチャが振る舞われます。
あわせて、「安楽寺縁起絵」「剃髪図」などの掛け軸が虫干しをかねて公開され、10時と15時の2回、絵解きが行なわれます。
真如堂 宝物虫払会
とき: 7月25日(水) 9時~15時頃 雨天中止
「真如堂縁起」(写本)など寺宝約200点が、本堂で虫干しをかねて公開されます。
また、「安倍晴明蘇生之図」を前に、「結定往生印」が直接授与されます。
暑気払いの「びわ湯」の接待もあります。
狸谷山不動院 火渡り祭・祈り灯ろう
とき: 7月28日(土) 19時から
無病息災を祈願する火渡り祭には、誰でも参列できます。
護摩壇を崩して作った火床を、裸足で歩いて渡ります。
この日、「祈り灯ろう」が参道に灯ります。
当日7月28日の21時まで献灯が受け付けられます。
三千院 あじさい祭
とき: 7月16日(月・祝)まで
奥の院のあじさい苑では、約1000株以上のあじさいがかわるがわる見頃を迎えるので、長く楽しめます。
貴船神社 七夕神事
とき: 7月7日(土) 11時~ 神事・山村流上方舞奉納
7月1日(日)~8月15日(水)の間、笹飾りや社殿がライトアップされます。
日没~20時頃(土・日・祝は21時頃まで)
貴船神社 貴船の水まつり
とき: 7月9日(月) 10時~12時
裏千家による献茶式、舞楽奉納の儀、生間流家元による式庖丁の儀が行なわれます。
献茶式後、茶席が設けられます。
貴船の神さまは、生き物にとって大切な「水」をつかさどっています。
ご神徳に感謝し、雨の恵みを祈願するお祭りです。
下鴨神社 みたらし祭(足つけ神事)
とき: 7月20日(金)~29日(日) 9時~21時
(20日(金)のみ5時30分~21時)
古来より、土用の丑の日に御手洗池に足をつけると、罪穢れを祓って、健康や安産のご利益があるといわれます。
膝まで池に浸かりながら、献灯します。
北区
神光院 きゅうり封じ
とき: 7月20日(金)~21日(土) 8時~16時30分
授与されたきゅうりを家に持ち帰って、病名を記した紙に包んで、体の悪いところを撫でて土に埋めると、病気を封じ込めるといわれます。
ご祈祷料:1500円(きゅうり込み)
上賀茂神社 賀茂の水まつり
とき: 7月22日(日) 10時~18時頃
龍神である摂社の新宮神社の神さまを境内の橋殿にお招きし、水に感謝して、夏を無事に乗り切られることを祈願します。
祭事のあと、神楽「賀茂の舞」奉納、絵馬神輿と樽御輿が境内を巡行します。
流しそうめん、ミニ鉄道乗車体験などもあります。
右京区
蓮華寺 きゅうり封じ
とき: 7月21日(土) 12時~19時
22日(日) 6時~18時
きゅうりに護符を埋め込んでご祈祷をしてもらって持ち帰ります。
3日間朝晩、真言を唱えながら身体の悪い部分を撫でて、4日目の朝に土に埋めます。
遠くに住んでいてきゅうりをいただきにお参りできない人には、「紙きゅうり」を郵送してもらえます。
妙心寺塔頭 退蔵院 蓮見の会
とき: 7月7日(土)・21日(土)・22日(日) 9時30分~11時
人数限定・事前予約制で「阿じろ」の精進料理をいただき、お庭を散策することができます。
お土産の退蔵院の蓮の実を使って作った「蓮石鹸」が好評です。
詳細・申し込みは「おすすめ京都体験 オスキョー」のサイトへ。
法金剛院 観蓮会
とき: 7月7日(土)~29日(日)の予定 7時~15時30分
平安末期に作られた池泉回遊式庭園に、大賀ハスや王子蓮など約90品種の蓮が咲きます。
三宝寺 ほうろく灸祈祷会
とき: 7月20日(金) 10時~12時
土用の丑の日に、中風・頭痛・悪霊封じの祈祷を行ないます。
ほうろくを頭の上にのせ、その上に火の付いたもぐさをのせて祈祷します。
商売繁盛のあじさい祈祷、諸病封じのきゅうり封じ祈祷もあります。
今年から、無料送迎バスの運行はありません。
愛宕神社 千日詣り(千日通夜祭)
とき: 7月31日(火)~8月1日(水)
7月31日夜から8月1日早朝にかけて愛宕神社にお参りすると、1000日分の火伏と防火のご利益があるといわれます。
7月31日の21時から夕御饌祭(山伏による護摩焚き神事)、8月1日の2時から朝御饌祭(人長の舞奉奏・鎮火神事)が行なわれます。
西京区
松尾大社 七夕まつり
とき: 7月7日(土) 18時30分~
短冊(初穂料志納)に願い事を書き、笹竹にくくりつけます。
「七夕特別祈願 七夕ゆめ燈籠」(初穂料1000円)の奉納も受け付けられています。
七夕ゆめ燈籠は、20時から一之井川にて灯籠流しで流されます。
松尾大社 御田祭
とき: 7月15日(日) 10時~
3人の植女がそれぞれ早苗を手に持ち、壮夫の肩に担がれて境内を回ります。
古くは田植え中のお祭りでしたが、現代は予祝行事として行なわれています。
南区
綾戸國中神社 祇園祭神幸祭・還幸祭
とき: 7月17日(火)の神幸祭と24日(火)の還幸祭には、綾戸國中神社の「久世駒形稚児」が馬に乗って、中御座(素戔嗚尊)の神輿を先導します。
駒形稚児は綾戸國中神社のご神体の「駒形」を胸に奉持しているので神さまと同体とみなされます。
長刀鉾の稚児は八坂神社の境内では下馬しなくてはなりませんが、駒形稚児は下馬せずにお参りします。
伏見区
城南宮 愛車(おくるま)の茅の輪くぐり
とき: 7月1日(日)~7日(土) 9時~16時
車で直径5メートルの大茅の輪をくぐって、お祓いを受けます。
大型車も通ることができます。
城南宮 お涼み神楽
とき: 7月20日(金) 18時~20時30分 15分ごと
神楽殿で巫女さんが福笹を持って、祓神楽を舞います。
社殿の前に供えられた2本の氷柱を触って、夕涼みがてら「無病息災」と「方除安全」を祈願します。
参道に露店が並びます。
伏見稲荷大社 本宮祭
とき: 7月21日(土) 18時~ 宵宮祭
22日(日) 9時~ 本宮祭
伏見稲荷大神のご分霊をお祀りしている全国の崇敬者が、日頃のご神徳への感謝を込めて、本社にお参りするお祭りです。
宵宮祭では、稲荷山や全境内の燈籠に灯りがともる万灯神事が行なわれます。
長建寺 辨天祭
とき: 7月22日(日) 19時~21時
19時30分頃から柴燈大護摩供が行なわれます。
京都で弁天さまがご本尊の寺は珍しいそうです。