第47回 京の冬の旅

2012年12月30日京都・特別拝観

京都市観光協会から、「第47回非公開文化財特別公開 -秘められた京の美をたずねて-」の公開箇所が発表されています。

ふだん非公開の門跡・尼門跡寺院が多数参加され、また来年の大河ドラマにちなんで新島八重ゆかりの品も公開されます。
御所ことばを今に伝える大聖寺は、「京の冬の旅」で27年ぶりに公開だそうです。

期間は平成25年1月10日(木)から3月18日(月)まで。時間は午前10時から午後4時。
ただし、このとおりではない寺院もあります。また、法要などで公開されない日を設けている寺院もありますので、「拝観休止・変更情報」で確認してください。

ここでは門跡・尼門跡寺院を取り上げます。

上京区

宝鏡寺 (百々御所)
1月10日(木)から2月28日(木)まで
引き続き春の人形展として3月1日(金)から4月3日(水)まで
尼五山の第一位であった景愛寺の法灯を受け継いでいます。
光厳天皇の皇女、華林宮惠厳尼による開山の、臨済宗の尼門跡寺院。
本堂の狩野探幽筆「秋草図」などの襖絵、書院の伝円山応挙筆の子犬の杉戸絵、皇女和宮が遊んだ「鶴亀の庭」などが公開されます。
三時知恩寺 (入江御所)
後光厳天皇皇女見子内親王の開山。
崇光天皇の旧御所をたまわったことから、入江御所と称されます。
本堂、書院の狩野永納筆「花鳥図屏風」、枯山水の「蓬莱の庭」などが公開されます。
大聖寺 (御寺御所)
3月1日(金)から18日(月)のみの公開です。
開山は足利義満の正室、日野業子の叔母の無相定円尼。
定円尼が住持した花の御所(足利家別邸)内の岡松殿が大聖寺として改められました。
正親町天皇の皇女以降、内親王が住持した尼門跡寺院で、御所ことばが今でも用いられています。
本堂、枯山水庭園、明治天皇の御椅子、皇室ゆかりの洋装の御所人形などが公開されます。

左京区

霊艦寺 (谷御所)
開山は後水尾上皇の皇女、浄法身院宮宗澄尼。
以来、皇女や皇孫女が住持し、明治23(1890)年まで伏見宮の尼僧が在院されてきました。
本堂、後西天皇の院御所から移築した書院、池泉鑑賞式庭園の後水尾上皇遺愛の椿などが公開されます。
聖護院 (森御殿)
1月16日(水)から3月18日(月)まで
増誉大僧正が白河上皇から寺を賜ったのがはじまりで、以来明治維新まで皇室や摂関家から門主を迎えました。
本堂、天明の大火のとき光格天皇の仮御所となった宸殿、御所から移築した後水尾天皇の側室の書院などが公開されます。
得浄明院 (華頂宮御殿跡)
開山は明治27(1894)年。信州善光寺大本願第117世であった誓円尼が、京都の人々も善光寺如来と結縁できるようにと発願しました。
誓円尼は伏見宮邦家親王の王女で、兄弟の知恩院門跡、華頂宮尊秀法親王の御殿跡を寺に定められました。
本堂、伏見宮家の「観経曼荼羅」などが公開され、戒壇巡りもできます。

右京区

仁和寺 (御室御所)
1月23日(水)の午前中、2月2日(土)、3日(日)、14日(木)、15日(金)、3月3日(日)、4日(月)は五重塔のみの公開となります。

開山は父、光孝天皇の遺志を継いだ宇多天皇。
退位後法皇としてここに住まわれ、門跡寺院として皇子皇孫に受け継がれました。
現存する最古の紫宸殿の遺構である金堂、五重塔が公開されます。

Posted by 管理人めぶき