祇園祭の山鉾巡行が今年から変わります

京都・行事と祭り

今日7月1日は祇園祭の吉符入りです。
長刀鉾の稚児が八坂神社にお参りする「お千度の儀」が行なわれ、各山鉾町も神事始めを行ないました。

今年から前祭と後祭に分かれて、元の姿に

今年の山鉾巡行では、7月24日の後祭(あとまつり)が49年ぶりに復活します。

山鉾巡行はもともと、神幸祭の行なわれる17日を前祭(さきまつり)、遷幸祭の行なわれる24日を後祭として分かれていました。

交通渋滞解消と観光促進のため、昭和41年(1966年)から前祭と後祭をまとめ合わせて、17日に巡行することになりました。
24日は山鉾巡行に替えて、花傘巡行が行なわれるようになりました。

しかし、巡行時間が延び、観光客の混雑が課題となったため、平成26年(2014年)から山鉾巡行を元の形に戻すことになりました。

スケジュールが少し変わります

これまで7月1日に全ての山鉾町が吉符入りして、10日頃から山鉾建て、12日頃から山鉾の曳初(ひきぞ)め、14日から16日まで宵山を行なってきました。

今年からは、前祭の山鉾町は従来通りで、後祭の山鉾町は18日から山鉾建てをして、21日から23日まで宵山、24日に巡行になります。

なお、7月14日と後祭の宵山3日間は、四条通の歩行者天国は行なわれません。
また後祭の宵山に露店は出店されないそうです。

二つの山鉾巡行と花笠巡行のコース

山鉾巡行のコースは、前祭は午前9時に四条烏丸付近を出発、四条通を東に向かって、河原町通で「辻回し」をして向きを変えて北上、河原町御池でまた辻回しをして西に進む、従来通りのルートです。

後祭はその逆になります。
午前9時30分に烏丸御池を出発して東に進み、河原町御池で辻回しをして南下、河原町四条でまた辻回しをして西に進みます。

花傘巡行は午前10時に八坂神社の石段下を出発して西進、寺町通を北上して御池通を東進、河原町御池で曲がって南下します。
ここで山鉾の後をついて行く形になります。
河原町四条で山鉾と分かれて東進、八坂神社に戻ります。

祇園祭 山鉾巡行コース」 京都市観光協会

後祭に大船鉾が復活

後祭巡行の復活とともに大きなニュースなのが、大船鉾の復興です。

大船鉾は、元治元年(1864年)幕末の禁門の変(蛤御門の変)でほぼ焼失、平成24年(2012年)から焼失を免れた神面を入れた唐櫃(からびつ)のみで参加していました。

ご祭神は神功皇后で、前祭で巡行する船鉾と同じです。

もとは大船鉾も「船鉾」と呼ばれていました。
巡行の日が違うので、間違われることもありませんでした。

災難にあったため居祭りを行なうようになってから、前祭の船鉾を「出陣船鉾」、後祭の船鉾を「凱旋船鉾」と称していました。
昭和59年(1984年)の伝統工芸博覧会のさいに、大船鉾と改名されました。

大船鉾とは」 公益財団法人 四条大船鉾保存会

今年巡行する大船鉾は、まだ完全に復元されていません。
鉾の舳先にあった龍頭を復元するため、保存会では緻密な資料を探していらっしゃいます。

Posted by 管理人めぶき