2010年7月13日枕草子・訳と感想

苦しい立場の中宮

この章段の出来事があったのは長保元年5月説が有力ですが、そうだったらこの章段の背景も相当重苦しいです。

2010年7月10日枕草子・訳と感想

「ばかり」というのは「頃、くらい」という意味なので、朔や晦日に近いころか、あるいは梅雨の時期なので曇っている日ではないかと思います。

2010年3月28日枕草子・訳と感想

定子サロン没落のはじまりの時期のこと

一見すると、この「二月、官の司に」はただの行成とじゃれ合っている話のようですが、この出来事の背景を考えると少し重い気持ちになります。

2010年3月27日枕草子・訳と感想

餅餤は昇進祝いの席で饗される唐菓子

平安時代の加階に関する手続きは、毎年8月11日に六位以下の官人から加階すべき人を候補者として選出する「定考(こうじょう)」、毎年2月11日に「定考」で決定した候補者が列立し、大臣らに接見して器量・容儀について選考された「列見(れっけん)」、毎年4月7日に「定考」「列見」によって選出された候補者を適当する官職・階級に割り振って天皇に奏上する「擬階の奏(ぎかいのそう)」の順で行なわれます。

2010年3月26日枕草子・訳と感想

梅の咲いている時期に、清少納言と藤原行成の交流を書いた段です。
本によってはこの「二月、官の司に」と「頭の弁の御もとより」を別の段として扱っているものもありますが、私は角川文庫版『枕草子(下巻)』の第128段をとります。

2010年8月3日枕草子・訳と感想

花山天皇の御代のできごと

平安時代、天皇に自分の娘を入内させ、生まれた子どもを天皇につけて自分は外祖父として天皇の後見をして権力をふるい、息子たちを昇進させるのが当たり前でした。

2008年7月25日枕草子・訳と感想

毎日暑い日が続いている、新暦2008年7月25日です。
今日は旧六月二十三日です。
清少納言が986年6月18日から21日まで(ちょうど今くらいの気候の頃)行なわれた法華八講に出かけた話、「小白河といふ所は」を訳しました。

2007年12月27日枕草子・訳と感想

馬柵越し

京都検定の試験勉強で和菓子の歴史の本などを見ていたのですが、「あをざし」についての記述を見て、どうしても『枕草子』の「馬柵越し」の章段を調べたくなりました。

2007年12月26日枕草子・訳と感想

テキストには角川文庫の『枕草子(下巻)』第225段を使いました。

なお、この訳には私独自の解釈が含まれているのでご注意を。

2007年11月7日京都・特別拝観,枕草子

徒歩で車折神社へ

11月2日に「京都非公開文化財特別拝観(秋季)」で公開されている、遍照寺車折神社に行ってきました。