『枕草子』の冒頭を飾る「春は、曙。」は、中宮さまから賜った紙に「私はこのようなものを書きます」と宣言しているかのような章段です。
当時一般的だった和歌でもない、漢詩でもない、日記でも物語でもない、散文です。
春は、曙。(感想)
京都非公開社寺めぐり 車折神社
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徒歩で車折神社へ
11月2日に「京都非公開文化財特別拝観(秋季)」で公開されている、遍照寺と車折神社に行ってきました。
『枕草子』はいろいろある
ひとくちに『枕草子』といっても、平安時代から現代に至るまでの間に通ったルートが大きく分けて4つあるそうです。
伝わるルートが違えば書き写した人たちも違うわけで、その各々に写し間違いや元の原稿の状態が悪くて判別不可能な部分があったせいで、伝本によって意味が正反対な語句が生じたりしていています。