嶋原太夫餅つき会

京都・花街

嶋原太夫餅つき会

12月24日、京都市下京区のホテル日航プリンセス京都で「嶋原太夫餅つき会」がおこなわれました。

以前、島原の年中行事に、太夫さんや芸妓さんが1年間お世話になったお茶屋さんやお客さんに餅を振舞う「島原のお餅つき」というものがありました。
しかし、お茶屋さんも置屋さんも少なくなり、この行事は途絶えてしまいました。

そこで、島原の太夫のお1人の司太夫さんが2001年に「嶋原太夫餅つき会」として復活させ、年末の恒例行事となりました。

当日、ホテル前で司太夫さんが禿(太夫の身の回りの世話をする女の子)3人を引き連れて「太夫道中」をし、男衆がつきあげた餅を太夫さんと禿ちゃんたちで丸めて振舞いました。
また、江戸のかっぽれや獅子舞も披露されました。

現在はホテル日航プリンセス京都の餅つきは、司太夫さんと太夫さんのお二人でされています。

また、置屋くし菊さんの菊川太夫さんが、法住寺の節分会と年末の安井金比羅宮の2回、お餅つきをされています。

島原の太夫とは

日本最古の花街、島原の太夫さんは「最上級の妓女」と称されます。

舞や茶道、華道のみならず、書や和歌などの高い教養を兼ね備えた女性です。
武家の娘でないとなれず、農村の娘はいったん武家の養女になり、禿になってから太夫になったそうです。

島原の文化は公家が支えた文化で、太夫は正五位の位を授けられていました。

太夫さんを見たい!

現在、太夫さんを見るには、4月第3日曜におこなわれる常照寺の「吉野太夫花供養」が確実でしょう。

当日、源光庵から常照寺本堂まで太夫道中があります。
禿ちゃんを先頭にして、「内八文字」といわれる独特の歩き方の太夫さんが、道中傘を差しかけられて続きます。(吉原の花魁道中は「外八文字」)

3月1日に宝鏡寺(人形寺)で行なわれる「ひなまつり」にも、太夫さんの奉納舞などが披露されます。
こちらは事前に予約が必要で、式典の写真撮影・録画・録音は不可です。

(  追記しました 2015年11月18日 )
(  修正しました 2018年9月30日 )

Posted by 管理人めぶき